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[今回の取材先]
青戸慎司さんかけっこプロジェクト
[ハマスポWave記者]
2008年10月7日Up

青戸慎司さんからのメッセージ
Text:かぐや姫
 皆さんは子どもの頃、かけっこは好きでしたか?私は運動音痴だったので、体育の時間は憂鬱でした。小学生くらいの時は勉強ができる子よりも、スポーツができる子の方がヒーローになったりして、うらやましかったものです。そんな私と同じ思いをしている子どもたちがきっといるはず!でも嘆くことはありません。ある日の横浜市立東小学校で、スポーツ好きになる魔法をふりまいてくれたヒーローをご紹介します!
 その人は…青戸慎司さんです!スポーツ選手にとって永遠の憧れ、けれど出場できる人はほんの一握りのオリンピック。青戸さんはその難関を乗り越えて3回もオリンピックに出場しました。陸上選手として夏季オリンピックのソウル大会、バルセロナ大会に、そして冬季オリンピックの長野大会にボブスレーの選手として出場しています。

オリンピックに3回出場!陸上界のヒーロー青戸慎司さん
輝かしい経歴を持つ青戸さんが10月1日、東小学校で行われた「かけっこプロジェクト」に参加、子どもたちにかけっこを通じてスポーツの素晴らしさを伝えてくれました。6年生51人とふれあった青戸さん。インタビューを通じて、その人となりを探ってみました!

 「実はサッカーをやりたくて、毎日のようにサッカーをやって遊んでいました」という青戸さんの少年時代。サッカーに明け暮れる中、転機が訪れたのは中学1年生の時でした。「運動会で走ったら1着になって。学級新聞の人にインタビューされて、目標はオリンピックと答えました」。
漠然と答えた言葉が、後に青戸さんの人生を決定づけることになります。それから100メートルの選手としての道を本格的に歩みだすことになったのです。「中学の時から足が速くなる努力をしました。放課後に残ってコツコツ練習したことが、その後プラスになったと思います」。
 母親をはじめ家族のサポートで、「自分が極めたいと思ったことをとことんできる環境」の中、遂に1988年ソウルオリンピックに出場。4×100メートルリレーでアジア新記録を樹立しました。4年後のバルセロナオリンピックでは100メートルと4×100メートルリレーに出場。リレーはアジア新記録(38秒77)を達成し、60年ぶりに日本は6位入賞を果たしました。

東小学校の子どもたちと楽しくかけっこ教室!
 青戸さんのサクセスストーリーは、ここで終わりません。1年間アメリカに留学後、今度はボブスレーの選手として1998年長野オリンピックに挑戦することになるのです。「ボブスレーをやっていた後輩が新メンバーを探していて、公募テストを受けませんかと言われたのがきっかけ。私自身ジェットコースターが大好きで(笑)、速い乗り物に乗ってみたいなーという気軽な気持ちで出ました」。
 30歳を過ぎてからの新たなチャレンジ。結果、日本人男子として初めての夏冬オリンピック出場を成し遂げました。
 現在41歳の青戸さん、「生涯現役」を貫く決意で今も走り続けます。「時間があればコツコツ練習して、マスターズの記録を更新したいですね」。そして青戸さんには大切な任務があります!「私ができる社会貢献のひとつは、小学校を回ってかけっこ教室をすること。自分が走れる限りは、一人でも多くの子どもたちに刺激を与えて、スポーツに携わってもらいたい。そして2016年に東京オリンピックを誘致して、子どもたちに目の前でオリンピックを見せてあげたいですね」。
 青戸さんの素敵な夢を、ぜひ叶えてほしいですね!それではここで小学生の皆さんへ青戸さんからメッセージがありますよ。

子どもたちを見つめる青戸さん
【その1】外で遊ぶ!これこそ足が速くなる基本です。昼休みは外でたくさん遊ぼう!スポーツが苦手な人もまずは遊びからスタート!ルールがないキャッチボールなど、無理のないところから始めよう。
【その2】スポーツも勉強も、コツコツやる!青戸さんは努力してひとつひとつのステップを踏んだ結果、オリンピックに出会いました。それは運もあったかもしれませんが、コツコツやったことでチャンスをゲットできたんですね!
【その3】例えばかけっこなら…「速くなりたい」という気持ちを出して走ること!以前フィギュアスケートの浅田真央選手のトレーニングコーチを務めていた青戸さん(※現在は姉の浅田舞選手のトレーニングコーチ)、「真央選手はものすごく競技に対して純粋。素直にオリンピックでメダルを獲りたい、という気持ちが前面に出ている」そうです。皆さんも真央ちゃんに負けずに、何事も情熱を持って頑張ろう!

本日の青戸さんの50メートルのタイムは6秒49!一緒に走った子どもたちと握手!

 最後に番外編をお伝えします!東小学校でかけっこ教室を終えた青戸さん、運動の後は子どもたちとおいしい給食をいただきながらランチタイムを楽しみました。その後は図書室で保護者の方を対象にした食育講座を開催しました。
 青戸さんの話は、子どもたちはもちろんお母さんたちも実践したいことばかり。例えば…ハンバーグはカロリーが高そうと思いますが、高たんぱく食品なので「食べてよいもの」に分類されるそうです。高たんぱく低脂肪の鍋料理などは「好きなだけ食べてよいもの」になります。ゴールデンエイジと呼ばれる小学4年生〜6年生の時期の食生活が重要になってくるのですね。
 食育講座に熱心に耳を傾けていたお母さんたちでしたが、何よりかけっこ教室に参加した子どもたちの表情がどんどん輝いてきた様子が嬉しかったそうです。「私の娘は運動が苦手なのですが、今日は楽しそうに走っていました。コツをつかむことが大事なので、いい経験になりました。毎年運動会は嫌な季節でしたが、今年は前向きに迎えられそうです」という感想もありました!

食育講座も熱く伝えます!
そして何と言っても大切なのは、家族の愛情。「お父さんはメタボの解消(笑)、お母さんはきれいでいるために、家族でスポーツを楽しんでほしい」と青戸さん。日々の生活の中で少しでも家族でスポーツに親しむ時間が持てれば…きっと子どもたちがスポーツを好きになるきっかけになるはずです。
 この日、オリンピック選手と過ごした時間は子どもたちの胸にキラキラした思い出として残りました。青戸さんから目に見えない宝物をもらった東小学校の子どもたち、10月25日の運動会はきっと元気いっぱいに走ってくれることでしょう!

あっという間にお別れの時間・・・子どもたちから感謝のメッセージ

キャプテンわんもかけっこ教室を応援しました!



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