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[今回の取材先]
第26回横浜国際女子駅伝
みなとみらい21「横浜赤レンガ倉庫」発着・横浜市内42.195km駅伝コース
[ハマスポWave記者]
2007年5月3日Up

ピークパフォーマンス
Text:くのいち

ピークパフォーマンスという言葉をご存知だろうか?スポーツ心理学では、アスリートが試合に臨むとき、最高のパフォーマンスを想定すると良いとされている。

過去に最高の成績を出した時は「どんな体調だったか」「どんな精神状態だったか」「どんな練習をしていたか」。もう一度自分をその環境に持っていけば、また、最高の成績を出すことが出来る。最高の自分をイメージすることが大切なのだ。

このように、最高のパフォーマンスで『記録』を残した選手が、生徒の指導をするのはどんな気持ちなのだろうか?

日産スタジアム・アスレティクスアカデミー(以下NSAA)のティーチングスタッフのお二人に率直に疑問をぶつけてみた。吉田香織さんは女子100メートル走の自己最高記録日本歴代2位の記録を持ち、2004年に引退。比留間修吾さんは現役の走高跳の選手。全日本学生対抗陸上競技選手権大会で優勝している。

―吉田コーチは引退後の生活は変わりましたか?

吉田:体は楽になりましたよ(笑)。選手時代のような練習はしていないです。コーチをするにあたっての練習はしていますが…

―コーチを志したきっかけは?

比留間:自分がコーチをすることによって、わからなかったことがわかるようになるのでは…と思った。
吉田:自分が教わったこと、自分がしてもらって嬉しかったことをお返ししたい。

―生徒に何を一番伝えたいですか?

比留間:出来ないことより、出来たことをみてあげる。陸上は誰でも簡単に出来る。楽しく長続きがモットー。
吉田:とにかく、生涯を通じて体を動かして欲しい。それには、本人が楽しいと感じないとダメ。出来る限り長く陸上を続けて欲しい。

それでは、受講生は何を感じているのだろうか?吉田コーチに直接指導を受けている照井さんに話を伺ってみた。照井さんは学生時代に陸上をしていて、結婚後は主婦業と仕事を両立。ある時、NSAAのチラシを見て「もう一度走りたい」という衝動にかられ、グレード5(16歳以上対象)の健康コースを受講する決意をした。

―かなりブランクがあったと思いますが?

照井:そうなんです。最初の1ヶ月は全然体がついていけずに、本当に落ち込みました。やりたいのに出来ない。そんな時、吉田コーチの励ましがあって「もう少しがんばろう」と思いました。

―続けてみて良かったですか?

照井:2ヶ月後に思うように体が動くようになった時は本当に嬉しかったです。吉田コーチは出来たことを認めてくれる。そういう励ましがあってこそ続けられると思います。

―目標はなんですか?

照井:中学生の時の大会の記録をもう一度出すことです。あの走りをもう一度実感したい。私は一生走り続けたい。陸上が楽しくて仕方がないんです。

目標に向かう照井さんの笑顔に、最高のパフォーマンスを残した学生時代の彼女が映った。そしてまた、生涯をかけて、その最高の自分を目指す意気込みを感じた。


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