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トップページ > ハマスポWave > ワクワク体験取材!〜ハマスポWave記者が行く!
[今回の取材先]
第24回全日本少年軟式野球大会
会場:横浜スタジアム
[ハマスポWave記者]
2007年8月30日Up

横浜にも熱い夏がある
Text:伊藤 祐己


選手宣誓

 新聞もテレビも、この時期のスポーツコーナーは夏の甲子園ばかりだ。だけれど、夏に全国大会でボールを追いかけるのは高校生だけじゃない。この高校野球真っ盛りの時期に、また他の全国大会があると知り、どんな大会なのか気になった僕は、ハマスポWAVEで市民記者登録をし、体験取材に申し込み、13日の大会1日目に取材することになったのだった。

 8月13日から8月16日まで、第24回全日本少年軟式野球大会が横浜スタジアムで行われていた。開会式では、東北代表の大館中クラブ(青森県)主将の野中祐季くんが高らかに選手宣誓を行った。「スポーツマンシップにのっとり…」なんていうありきたりの言葉ではなく、自分の言葉を選んで気持ちの乗った宣誓に感動した。まだ試合は始まっていなくても、それだけで彼らのこの大会にかける意気込みは伝わってくる。

 この大会について、大会副会長の大山則夫さんと大会委員長の渡辺真さんにお話をうかがうことができた。歴史も古い大会だそうで、イチローも出場経験があるという。甲子園で行われる高校野球やプロ野球は硬式でも、実際に野球をプレーする人のほとんどは軟式のボールでプレーをする。お2人は「軟式に始まり、軟式に終わる」という言葉を使っていた。古希の選手たちの大会もあるそうだ。この大会に参加する選手はまだ中学生。「一生野球を続けろよ。やめるなよ」と、この大会をきっかけに、生涯野球を続けてほしいという思いのもとに、この大会は運営されている。

 また、こうした競技運営とは別にも、運営に携わる人間がいる。横浜市スポーツ振興課の石川巖道さんだ。4月に実行委員会を立ち上げてから、各チームとの連絡や、けが人の対応など、事務局として何でもこなしている。石川さんは、「選手たちがグラウンドで一生懸命プレーしているのを見ると、自分もがんばらなければと思います。また横浜に来てよかったなと思ってもらえるような大会運営を心がけています」。そうした横浜市の協力は、大会実行委員にも高く評価されているそうだ。

 そして開会式が終わると、第1試合は地元横浜鴨居中クラブと沖縄市立美東中学校クラブの対戦だ。初めてホームベース後ろの記者席に入って観戦することができた。試合は鴨居が先制し、美東が追いつく展開。最終回に鴨居が決勝点を入れて、記念すべき今大会第1試合目を勝利で飾ることができた。試合終了後にはダグアウト裏にてインタビューを行った。主将の塚本竜太くんはクールに「集中して試合に臨むことができた」とコメント。そうしてインタビューを行っていると、ピッチャーの佐藤優二郎くんは「ボクにもインタビューしてくれないんですか?」と笑顔で声をかけてきた。いかにもピッチャーらしい性格。その元気を買って改めてインタビューを行うと、キリリとした表情に変わる。「沖縄のクラブは浜辺で走っているので身体能力が高い」という相手の分析も光っている。主将とピッチャーが好対照の性格のチームは、自然と次戦も応援する気持ちが強くなっていった。

 ちなみに、鴨居の試合を含めて何試合かスタンドからも観戦をしている。スタンドでも、連日35度を超えるような暑さのなか、熱い戦いが繰り広げられていた。甲子園なら全国から吹奏楽部が応援に駆けつけるが、この大会はなかなかそうもいかないクラブは多い。そうしたクラブには横浜市の中学校が友情応援という形で、控え選手や父兄と協力して応援を行っている。さまざまな人に支えられながら、グラウンドの上で戦う姿は胸を打つ。試合終了後には、惜しくも負けてしまったチームは涙を流しながら、しかし次の試合のチームとの入れ替えをスムーズに行わなくてはならない。人生でも何度もない瞬間が球場にあるのは、甲子園も横浜スタジアムも変わらない。甲子園は遠くて行けないという方も、ぜひ来年は近くの横浜スタジアムまで足を運んでみてはどうだろうか。


勝利に喜ぶ鴨居中の選手たち


鴨居中クラブ主将の塚本竜太選手と体験記者

●体験取材の感想●
 今回の体験取材は、貴重な経験になりました。普段プロ野球が開催されている横浜スタジアムの記者室やダグアウト裏に入れることはなかなかないし、何より選手たちの息遣いがすぐそばに感じられました。

 高校野球ばかりが注目されるこの時期ですが、中学生だってこの大会について、ものすごく一所懸命に取り組んでいるのが、すぐそばで感じられます。ぜひともこの感動を多くの人に体験してもらいたいな、と思いました。来年の大会はぜひとももっと多くの観客の方に来てほしいですね!




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