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トップページ > ハマスポWave > ワクワク体験取材!〜ハマスポWave記者が行く!
[今回の取材先]
セイコー スーパー陸上2007 ヨコハマ
会場:日産スタジアム
[ハマスポWave記者]
2007年10月11日Up

スーパー陸上2007の舞台裏
Text:徳田 美由貴

9月30日、年1度のビッグイベント・スーパー陸上が日産スタジアムにて開催された。あいにく強い雨風だったが、出場した選手たちはそれに負けないほどの頑張りを見せてくれた。そして大会は、主にタイソン・ゲイ(男子100mの優勝、池田(女子走り幅跳び)や成迫(男子400m障害)らが2位という結果を残して幕を閉じた。
今回は、この大会を舞台裏でサポートしてくれた方々と、女子棒高跳びで健闘を見せた中野真実選手へスポットを当てた。

まずは、元十種競技の選手で今は日本陸連科学委員をされている持田尚さん。日本陸連科学委員の仕事は、選手の動きをコンピューター分析でデータ化し、その情報を基に選手の技術的サポートをすることだ。
持田さん自身もかつて陸上をしていただけに、その経験はしっかりと今の仕事に生かされているようだ。

―「十種競技は陸上競技のほぼ全ての種目を行うので、その点で色々な種目の状況を知っているし、損はありませんね。」

この仕事をやっていて、普段はこんなことを感じるという。
―「仕事はとてもやりがいがあります。科学委員は、選手にどう関わるかがスタンスとなっています。だから社会的活動に貢献している思いがあるし、何より自分が関わった選手が活躍すると本当に嬉しいです。」

日本の選手は海外の選手と比較すると体格が全く異なっているが、それについてはどう見ているのだろうか。
―「いくら異なるとはいえ、変えられるものは変えていくべきですね。異なると割り切っていたら何も始まらない。海外の選手に追いつくためには、それに見合った体質改善やトレーニングを続けていくのが大切です。これは次世代にも繋がることですし。」

 陸上選手のサポートのために、持田さんは日々研究を重ねているに違いない。その姿勢は、いつか大きな結果をもたらすだろう。

 次に、男子100m、100m
×4リレーでアトランタ五輪、アテネ五輪に出場した経験を持つ土江寛裕さん。現役を退いた現在は、主に若手選手の育成に携わっている(しかしジュニアには直接携わっていない)。この日はラジオ番組「Athlete-FM」のコメンテーターを務めていた。

土江寛裕さんインタビュー
 若手の指導に関して、土江さんはこう語る。
―「言葉の伝達は難しい。時には食い違うことだってあるかもしれない。だから選手には必要最低限の知識を教えて、あとは選手自身に自らの感覚で動きやフォームなどを考えさせる指導が良いと思っています。」

最近、陸上競技のルールに若干の改編があった。それについて、長年陸上界の第一線で活躍し続けてきた土江さんはどう考えるのだろうか。
―「ルールがあってこそ、初めてスポーツが成立する。ルール改編は必須のことです。だから、変えられたらそれにきちんと対応すべきですね。ただし、ルールには公平さが必要不可欠だと思います。」

土江さんも持田さんと同様、現在は選手をサポートする立場にある。そうした身である以上、心がけていることについてこう話す。
―「自分は直接的な指導はそんなにしません。しかし、選手に試合への意識を持たせるようにしたいと思っています。目標に着実に近づかせていきたいので。」
 土江さんの考える指導方法が広まれば、日本の陸上界も徐々に盛り上がっていくのかもしれない。


 最後に、女子棒高跳びの中野真実選手。中野選手は高校時代から棒高跳びを始めて、そこでメキメキと頭角を現し、現在は日本トップクラスの実力派選手となった。
中野真実選手インタビュー
そんな中野選手にとって、棒高跳びの魅力はどこにあるのだろうか。
―「棒高跳びは、道具を使って自分の背丈よりも高い位置ある棒を飛び超える競技。だから本当に難しいです。しかし、練習を積み重ねて飛べるようになる所に楽しさを見出しています。」

その技術を高めるためのトレーニング方法とは、このような練習だったという。
―「相対筋力のスポーツなので、スピード・パワー・バランスの3つ全てが重要になってきます。だから握力強化のために鉄棒をやったり、助走ためにランニングをしたりしました。あと、バーの位置を調整しつつ、動作の修正も心がけています。」

最後に、2年後の北京五輪へ向けての意気込みを真剣な眼差しでこう話した。
―「今の状態を維持しつつ、課題をクリアしながら出場権を目指してがんばっていこうと思います。」

 北京五輪での中野選手の活躍に期待したい。
中野真実選手

スーパー陸上という1つの大会の背景には、選手やスタッフの数だけのドラマがあった。この数々のドラマが繋がり合って、日産スタジアムにまた新たなドラマを生み出したのだろう。
これから北京五輪に向けてトレーニングを重ねる選手、そしてそれを支えるスタッフ・コーチの方々にエールを送ろう。北京でもっと素晴らしいドラマが見られるように―。



●体験取材の感想●
スーパー陸上には、過去1度だけ観戦に行ったことがあります。今回この取材をしてみて、さらに違った陸上の魅力を見出せました。取材を通して色々勉強になることも多かったです。
中野真実選手と体験記者




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